レモンの木
ビタミンCが豊富で爽やかな酸味を持つレモンを実らせるレモンの木は、インドのアッサム地方を原産とするミカン科の常緑高木です。レモンというと温暖な地域で育つ果樹というイメージがありますが、半耐寒性で-3度を下回らない地域では十分に育ちます。四季咲き性があり年に3回花が咲き、10月~1月中旬頃までの長い期間、実を収穫できます。
開花期 | 収穫期 | 植え付け | 肥料 | 剪定 |
---|---|---|---|---|
春花5月、夏花7月~8月、秋花9月~11月 | 10月~1月中旬 | 3月中旬~4月中旬 | 3月、5月、7月、9月、11月 | 3月 |
※あくまでも適期です。真夏以外は大丈夫ですが樹種によっては厳寒期は避けたほうが良い樹種もございます。詳しくはお問い合わせください。
※あくまでも適期です。基本的にはどんな樹木でも時期問わず大丈夫ですが、時期によっては切りすぎると枯れてしまう場合がございますので、詳しくはお問い合わせください。
レモンの木の剪定のコツ|失敗しない時期や方法のポイント
レモンの木は、鮮やかな果実と爽やかな香りが魅力の樹木で、家庭果樹や庭園のシンボルツリーとして人気があります。春から夏にかけて白い花を咲かせ、その後に黄色い果実を実らせるのが特徴です。
果実は料理や飲み物に使われるだけでなく、観賞用としても楽しめます。常緑樹であるため、一年を通して緑の葉を楽しむことができ、庭に彩りと実用性を兼ね備えた存在です。
そんな実も花も楽しめるレモンの木に剪定のコツや失敗しない方法はあるのでしょうか。
こちらの記事では、レモンの木を剪定する場合に失敗しない時期や、剪定方法のコツなどのポイントを分かりやすくご紹介したいと思います。
目次
レモンの木の剪定の時期
レモンの木は比較的手間がかからない果樹ですが、剪定で不要な枝を整えることで、実付きがよくなります。ここからは、レモンの剪定時期について解説します。
レモンの木の剪定の適期・可能期レモンの木の剪定時期は基本的に真夏・真冬以外であればいつでも可能ですが、適期は3月頃です。
なぜなら、実を楽しみたい場合は春以降に伸びた枝に翌年実を付けるので、春から夏にかけての成長期が始まる前に行うのがべストだからです。
レモンの木の剪定時期は基本的に真夏・真冬以外であればいつでも可能ですが、適期は3月頃です。
なぜなら、実を楽しみたい場合は春以降に伸びた枝に翌年実を付けるので、春から夏にかけての成長期が始まる前に行うのがべストだからです。
強剪定
レモンの木の強剪定は、木の休眠期である2月~3月が最適です。真夏や真冬に強剪定は枯れるリスクが高くなるため、辞めておくのが無難です。
軽剪定(透かし剪定)
レモンの木の不要な枝や弱っている枝・枯れた枝を取り除く軽剪定(透かし剪定)は、基本的にいつ行っても大丈夫です。ただし、時期によっては切りすぎると実付きが悪くなるため気をつけましょう。
レモンの木の実を楽しむための剪定時期ワンポイントレッスン
レモンの木は四季咲きの花の木で、5月、7月、10月の年3回ほど花が咲きますが、5月の花後になる実が一番大きくて良いと言われています。
そのため、5月に花を咲かせるためには、2~3月の休眠期に剪定をしておくのがベストと言えるでしょう。
なお、7月以降の花は、実になっても余り大きくなりません。
また、レモンの木に実をつけるには「1個の実をつけるために25枚の葉が必要」と言われています。
不思議ですよね!(^^)!
レモンの剪定の方法
レモンの木の剪定を自分でしたいという方のために、剪定に必要な道具や基本の剪定方法を紹介します。また、レモンの剪定で失敗しないための注意点も紹介するので、剪定に挑戦する前にご一読ください。
■レモンの木の剪定に必要な道具レモンの木の剪定に必要な道具は以下の通りです。
レモンの木の剪定に必要な道具は以下の通りです。
・剪定バサミ
レモンの木の剪定で最も活躍するのが、ペンチのような形をした剪定用のハサミです。直径1~2cm程の枝を切るのに使います。
剪定バサミには、バイパス式とアンビル式の2種類があります。バイパス式は上下の2枚の刃を交差させて枝を切断するタイプで、生きた枝を剪定するのに向いています。アンビル式は下刃が受け皿状になっているのが特徴で、硬い枝や枯れた枝を剪定するのに向いています。
剪定バサミはバイパス式もアンビル式もサイズがいろいろあります。手の大きさに合わせて使いやすいものを選びましょう。
・剪定用ノコギリ
剪定バサミで切れない直径2cm以上の太い枝を切る時に使います。剪定用ノコギリは、木工用ノコギリと比べると細身で、生きた枝が切りやすいよう刃の目が粗いのが特徴です。剪定用ノコギリもサイズがいろいろありますが、最も一般的で使いやすいのは長さ25〜30cmぐらいのノコギリです。
・植木バサミ
植木バサミは通常のハサミの形をした園芸用のハサミです。直径1cm以下の細い枝や、レモンの木に生えている鋭いトゲを切り落とす時に使います。
・傷口癒合剤
太い枝を剪定した後の切り口に塗ります。レモンの木の剪定で使う癒合剤としておすすめなのは、トップジンMペーストやカルスメイトなどです。
・剪定用手袋
レモンの木には鋭いトゲも生えているため、剪定の時は必ず剪定用の手袋を着用しましょう。剪定中に枝の切り口や刃物などで手指を傷つけるのを防ぎます。手のひら側が樹脂コーティングになっているものは、剪定バサミやノコギリが滑りにくく安全です。
・熊手・竹ぼうき・箕(み)・ゴミ袋など
熊手(剪定した葉や枝を集めるのに使用します)、箕(ちりとり代わりに使います)、シュロ縄(切ってはいけない枝を一時的にまとめておく)フレコンバッグ(枝葉を入れるごみ袋です)などがあると便利な道具です。
■レモンの木の剪定方法レモンの木は、上へ上へと枝を伸ばす性質がありますが、実の収穫を増やしたい場合は主枝を3~4本横方向に伸ばした開心形と呼ばれている形が理想的です。苗木を植え付けてから2年程したら、枝が横に広がるように樹形を整えていきましょう。
レモンの木は、上へ上へと枝を伸ばす性質がありますが、実の収穫を増やしたい場合は主枝を3~4本横方向に伸ばした開心形と呼ばれている形が理想的です。苗木を植え付けてから2年程したら、枝が横に広がるように樹形を整えていきましょう。
剪定の手順
①木の全体を見て、剪定後の樹高や樹幅をイメージする。
②株元から伸びているひこばえは根元から、枯れている枝、内側に向いている枝、垂直に伸びている枝は枝の付け根から切り落とす。
③前年に実を付けた枝を切る。
④植木バサミを使ってトゲを切り落とす。
⑤切り口に癒合剤を塗る。
■レモンの木の剪定注意点レモンの木の剪定で注意したい点は、以下の通りです。
①枝が横へ広がる開心形を目指す
レモンの木は上へ上へと垂直方向に育つ性質がありますが、樹高が高くなり過ぎると収穫や剪定が難しくなります。また、上方向ばかりに育つと下枝の日当りが悪くなりがちです。根元から主枝が3~4本伸ばす開心形という樹形に仕立てると、樹勢が抑えられて栄養が行き渡り、木の内側まで日が当たるようになるため、実が付きやすくなります。
②前年に実を付けた枝は切る
レモンの木は実を付けた枝には、翌年は実を付けないという性質があります。実の収穫を終えた枝には紐やマーカーなどで印を付け、3月の剪定の時にカットしましょう。
③剪定し過ぎない
レモンの実を一つ付けるのには、葉が25枚以上必要とされています。そのため、一度の剪定で多くの枝を切り過ぎてしまうと実が付かなくなってしまいます。明らかに枯れている枝、日当りを悪くしている枝、前年に実を付けた枝などのみを剪定し、切り過ぎないように注意しましょう。
レモンの木の剪定で注意したい点は、以下の通りです。
①枝が横へ広がる開心形を目指す
レモンの木は上へ上へと垂直方向に育つ性質がありますが、樹高が高くなり過ぎると収穫や剪定が難しくなります。また、上方向ばかりに育つと下枝の日当りが悪くなりがちです。根元から主枝が3~4本伸ばす開心形という樹形に仕立てると、樹勢が抑えられて栄養が行き渡り、木の内側まで日が当たるようになるため、実が付きやすくなります。
②前年に実を付けた枝は切る
レモンの木は実を付けた枝には、翌年は実を付けないという性質があります。実の収穫を終えた枝には紐やマーカーなどで印を付け、3月の剪定の時にカットしましょう。
③剪定し過ぎない
レモンの実を一つ付けるのには、葉が25枚以上必要とされています。そのため、一度の剪定で多くの枝を切り過ぎてしまうと実が付かなくなってしまいます。明らかに枯れている枝、日当りを悪くしている枝、前年に実を付けた枝などのみを剪定し、切り過ぎないように注意しましょう。
造園業者・庭師にレモンの木を剪定してもらうには?
レモンの木は果樹の中では比較的手がかからず、樹高もあまり高くならないため、剪定道具さえ揃えれば素人でも十分に剪定することが可能です。しかし、実の収穫を増やすためには、ある程度枝のどの部分を切るのかなど、樹木や剪定の知識が必要で、樹形を整える技術力も必要となります。また、レモンの幹には鋭いトゲも生えているため、ケガが心配という方もいるでしょう。
多忙で庭仕事をする時間が取れない方や、自分で剪定する自信がない方には、レモンの木の剪定を造園業者・庭師に剪定を依頼するという手もあります。
■自分で剪定するメリット・デメリットレモンの木を自分で剪定するメリットとデメリットを紹介します。
自分で剪定するか業者に依頼するかで悩んでいる方は、メリットとデメリットをよく比較した上で判断してください。
レモンの木を自分で剪定するメリットとデメリットを紹介します。
自分で剪定するか業者に依頼するかで悩んでいる方は、メリットとデメリットをよく比較した上で判断してください。
メリット
・剪定道具を揃えてしまえば、ほぼ費用がかからない
・自分のスケジュールで剪定できる
・満足感や達成感が得られる
デメリット
・剪定道具の購入に費用がかかる
・剪定道具の収納場所が必要になる
・レモンの木のトゲでケガをする危険性がある
・理想的な樹形に仕立てるための枝選びが難しい
・剪定後の枝葉ゴミを自分で処理する必要がある
・時間が取られる
・脚立から落下する可能性
■レモンの木の剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れレモンの木を自分で剪定するのが不安な方には、剪定のプロである造園業者や庭師に剪定を依頼することをおすすめします。
レモンの木の剪定を請け負っている業者は、スマイルガーデンのような全国展開しているチェーン店がおすすめです。ウェブサイトからお住まいの地域にあるチェーン店を検索でき、オンラインで見積もりも取れます。
地元の庭師や造園業者から探す場合は、近所の人や知り合いが実際に使ったことがある業者の中から評判の良いところを選ぶのが安心です。ネット検索で探す場合は、口コミやレビューなどを参考にしましょう。
業者に剪定を依頼するまでの流れは以下の通りです。
①業者に直接電話をかけるか、ウェブサイトの問い合わせフォームを使って、剪定の相談をしてみましょう。剪定してもらいたい樹木の種類、高さ、本数などを伝えましょう。
②オンラインや電話だけで剪定料金を提示してくる業者もありますが、現地調査しないと正確な見積もりが出せないことも多いです。まずは業者に現地を見に来てもらう日時を決め、見積もりを出してもらいましょう。現地調査と見積もりまでは無料で行ってくれる業者が多いです。
③できれば最低3社から相見積もりを取りましょう。見積もり金額と業者の対応を総合的に比較して、依頼する業者を選びましょう。剪定料金全額を前払いを求めない業者だと、最後まできちんと対応してもらえるので安心です。
レモンの木を自分で剪定するのが不安な方には、剪定のプロである造園業者や庭師に剪定を依頼することをおすすめします。
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業者に剪定を依頼するまでの流れは以下の通りです。
①業者に直接電話をかけるか、ウェブサイトの問い合わせフォームを使って、剪定の相談をしてみましょう。剪定してもらいたい樹木の種類、高さ、本数などを伝えましょう。
②オンラインや電話だけで剪定料金を提示してくる業者もありますが、現地調査しないと正確な見積もりが出せないことも多いです。まずは業者に現地を見に来てもらう日時を決め、見積もりを出してもらいましょう。現地調査と見積もりまでは無料で行ってくれる業者が多いです。
③できれば最低3社から相見積もりを取りましょう。見積もり金額と業者の対応を総合的に比較して、依頼する業者を選びましょう。剪定料金全額を前払いを求めない業者だと、最後まできちんと対応してもらえるので安心です。
■レモンの木の剪定を造園業者・庭師に頼むメリットレモンの木の剪定は自分で行うことも可能ですが、プロの業者に依頼するメリットも多くあります。ここでは、造園業者や庭師に頼むメリットについて解説します。
レモンの木の剪定は自分で行うことも可能ですが、プロの業者に依頼するメリットも多くあります。ここでは、造園業者や庭師に頼むメリットについて解説します。
・理想的な樹形に仕立ててもらえる
造園業者や庭師に依頼する最大のメリットは、剪定する庭木の特性を理解したプロの手で理想的な樹形に整えてもらえることです。プロの視線で必要な枝とそうでない枝を見分け、その木にとって最も理想的な形へと誘導してもらいます。
・施肥や病害虫予防の薬剤散布も同時にしてもらえる
プロに剪定をしてもらう場合、剪定と同時に病害虫を予防する薬剤の散布や施肥も依頼できます。レモンの木に花が咲かない、実がならないなどのトラブルがある場合も、適切なアドバイスをしてもらえるでしょう。
・枝葉ゴミの処分もしてもらえる
レモンの木の剪定後には枝葉ゴミが発生します。自分で剪定する場合は枝葉ゴミの処分も自分で行わなければならず、お住まいの自治体の規定に基づいて枝を一定の長さで切り揃えたり、細かな葉や小枝をゴミ袋に詰めたりするのに大変な労力を要します。業者に剪定を依頼すれば、枝葉ゴミの処分まで行ってもらえるので安心です。
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・smileガーデンが選ばれる理由その1
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