庭木を自分で伐採しようとするとき、必要な道具や手順、伐木や抜根物の処分方法など、わからないことばかりのはずです。お祓いや供養は必要なのか、方法はどうするのかなども考えてしまいます。
庭木が大きくなりすぎて、個人の方には伐採が無理なケースもあります。そういうときは業者に依頼しますが、費用相場やどういう業者に依頼すれば良いのかわからないという方も多いでしょう。
この記事では、そのような疑問をすべて解消するため、庭木の伐採方法や必要な道具、お祓いや供養の方法、伐採後の木や根の処分方法などを紹介します。
また、業者の選び方や費用相場、自分で伐採が難しい場合の目安、業者に依頼する費用を抑える方法などについても説明します。
庭木の伐採を成功させるため、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
伐採に適した時期と避けるべきタイミング

庭木の伐採とは、木自体を切って撤去してしまう作業です。庭木に対する影響を考慮する必要はないので、基本的にはいつでも構いません。ただし、作業のしやすさや処分の手間を軽くする意味で、伐採に適した時期はあります。
また、長年にわたって成長を見守ってきた庭木を切る場合は、縁起を考慮した時期を選びたいものです。ここでは、伐採に適した時期と避けるべきタイミング について説明します。
庭木を伐採するベストな時期
庭木の伐採をするベストな時期としておすすめなのは、「冬」です。冬は庭木が乾燥しており、木が軽くて扱いやすくなります。
特に、伐採後に再資源として活用を検討している場合は、利用価値が上がるのでおすすめです。冬期間は木材がしっかり乾燥しており、樹液の量も減って密度が高い木材になります。
落葉樹は、この時期に葉を落として幹や枝がむき出しの状態なので作業がしやすいです。また、繁茂した葉がないので、その分の処分費を削減できます。
常緑樹の場合も休眠状態にはなっているので、全体的にボリュームは抑えられています。常緑針葉樹についても、成長活動が穏やかになっているので、伐採時の樹液などの発生は少ないです。
大きな木を伐採するとき、樹液の影響を受けることが多いです。作業中のチェーンソーやのこぎりの刃につくと落ちにくく切れ味が悪くなり、着ているものに付着するとなかなか落ちません。
以上のような理由で、庭木が休眠状態に入っている季節である「冬」に、伐採作業を行うのがおすすです。
伐採を控えるべき時期と日
伐採を控えるべき時期と理由を以下にまとめました。
- 庭木の生育期
庭木の生育期は、成長のための樹液を蓄えているため重く、作業もしづらくなります。 - 梅雨の時期
梅雨の時期、庭木は水分を十分以上に吸い上げているので重量を増していますし、雨が降って作業を中止することも多いです。 - 暑さが厳しさを増す真夏
真夏は温度が急激に上昇する恐れがあり、作業中の水分不足や熱中症に対する対策が必要になります。また、スズメバチなど害虫の活動が活発なのでリスクが高まります。 - 鳥が巣をつくる季節
カラスなどが巣をつくり、そこにヒナがいると親のカラスはヒナを守るために攻撃的になるので、作業中の方を威嚇してくることが多く支障になります。 - 降雪・堆雪の多い時期
降雪・堆雪の多い時期の伐採作業では、降雪中に目視や動作に不自由がでたり、作業前に除雪が必要になったりします。道路や通路に雪が堆積していると、伐木などの運搬に手間がかかります。
また、庭木を切る場合は縁起を考慮した日程を選び、安全を祈願して行うことをおすすめします。
庭木の伐採を自分で安全にできる目安と業者に依頼すべき基準
庭木の伐採を自分で行う際は、安全性を最優先に考えることが重要です。作業範囲を十分に観察し、事故が起きる可能性や、事故を防ぐ対策が必要かなどを検討します。
樹木の高さや太さが手に負えないと感じた場合や、周囲に危険が及ぶ可能性がある場合は、専門業者に依頼することを検討すべきです。一般的に木の高さが3ⅿを越えたり、近くに送電線や建物があったりする場合は、業者に依頼するほうが無難です。
伐採作業に適した道具を持っているか確認し、使い方を十分に理解していることも安全な作業には必須です。そして、自分の力量を見極めることも必要になります。
庭木を自分で伐採する方法と必要な道具

庭木を伐採する際は、事前の準備や計画が大事です。伐採の手順と流れを想定して、必要な道具をリストアップし、安全対策となるアイテムを揃えるなどの準備や計画です。
また、長年にわたって成長を見守ってきた庭木を切る場合は、不測の事態が起きないようにお祓いや供養の方法も把握しておきましょう。
準備前に知っておきたいお清めや供養の方法
庭木を伐採する際には、その準備としてお祓いや供養の方法を理解しておくことが重要です。木には自然のエネルギーが宿っているとされ、生きている存在であるため、伐採を行う前にその木に対する敬意を表すことが一つのマナーとされています。
お祓いは、伐採によって生じる悪い影響を和らげると考えられています。一般的には、神主や僧侶に依頼し、伐採する土地を清めてもらうことが多いですが、自分でも簡単なお祓いを行うことは可能です。
具体的には、塩を使ったお清めが一般的です。伐採を行う予定の場所に塩を撒き、その後水で流すことで場を整え不浄を祓うことができます。
伐採後には、感謝の気持ちを込めて供養をすることが大切です。具体的な供養の方法として、木があった場所にお供え物を置いて感謝の意を示すことが多く、果物やお酒、お花などを供えると良いでしょう。
お祓いや供養を行うことで、木との縁を大切にし、次の世代に繋がる良いエネルギーを残すことができます。このような準備が、よりスムーズで心地よい作業へとつながります。
庭木の伐採に必要な道具リスト
庭木の伐採に必要な道具のリストは以下の通りです。
- チェーンソー
- ノコギリ
- 剪定バサミ
- ハンマー・クサビ
チェーンソーは、動力機械なので、使用の際は安全を最優先に考えてください。
庭木を自分で伐採する手順
庭木を自分で伐採する手順を分かりやすくまとめました。
① 周囲の安全確認と退路の確保

建物、電線、隣家、道路がないか確認し、木が倒れてきた際の退路(逃げる方向)を決めておいてください。
②枝払い(上から順に)

作業の邪魔になる枝を、上から順に落としていきます。
③受け口を作る

倒したい方向の地面から30~50㎝の位置に、木の直径の1/3程度の三角形の切り込みを入れます。
④追い口を入れる(受け口の反対側)

受け口の少し上から水平に切り、受け口まで完全に切り離さず少し残し、手で押して安全に倒します。
⑤倒木後の処理(後片付け)

幹や枝は適切に処分できる長さに切り、自治体のルールに従って処分してください。
伐採は重大事故につながりやすいです。特に、高さ3m以上で太い木の伐採は、無理せず伐採業者に依頼したほうが安全です。
枝の伐採から幹の伐採までの流れ
庭木を伐採する際には、スムーズな伐採作業を行うために、作業前に周囲の状況を確認します。特に、近くに建物や電線がある場合は慎重に進める必要があります。
次に、伐木に必要な道具を用意します。チェーンソーは重要な道具ですが、初心者が使用する場合は、事前に使い方を習熟しておくことが必要です。
安全のためにヘルメットや保護メガネ、手袋を着用します。準備が整ったら最初に古い枝を切り落とし、太い枝は徐々に切り進め、最後に幹に手をつけます。
幹の伐採は、幹が枝よりも大きく重いため、より注意が必要です。幹の切り口が下に向かって斜めになるように切ります。そうすることで、重力によって木が安全に倒れます。
切断が完了して倒すときは、倒れる方向を確認して、周囲に人がいないことを確かめます。倒れた後、幹や枝を整理し、必要に応じて細かく切って処理します。
庭の整備が進む中で、残された根が気になる場合もありますが、根の抜根作業は別のステップで行うことが望ましいです。伐採後の管理や処理を忘れずに行うことで、伐採現場は整理され、今後の作業もしやすくなります。
庭木の抜根方法とコツ
庭木を伐採した後、特に根を取り除く作業は重要ですが、多くの人が苦労する部分でもあります。ここでは、庭木の抜根方法と、そのコツについて説明します。
まず、抜根の方法にはいくつかの技術があり、主な手法は「掘削法」と「引っ張り法」に分けられます。
掘削法は、根を掘り出して取り除く方法であり、土を掘り進めるためにシャベルやスコップが必要です。根の周囲を土から剥がしながら掘り進めていくことで、根を露出させます。
掘削を行う際は、木の周囲1メートル以上掘ることをおすすめします。これにより、細い根も含めてしっかりと抜くことができ、後の土壌の回復にも有利になります。
次に、引っ張り法は、トラクターやウインチを使って木の根を引き抜く方法です。特に大きな庭木や根が深く張っている場合は、この方法が効果的です。
引っ張る際は、木が引き抜かれる方向を確認し、周囲に安全なスペースを確保してから行う必要があります。根がしっかりと土に埋まっている場合は、十分に水を与えて軟らかくして抜きやすくするのがコツです。自分で抜根を行う際は、力を入れすぎて体を痛めないように注意し、作業は安全第一で行うことが肝要です。
伐採後の木や根の処分方法

庭木を伐採する際には、伐採後の木や根の処分方法についても理解しておくことが重要です。伐採した木の処分にはいくつかの選択肢があります。
一つ目は、地域のゴミ処理施設を利用する方法です。
多くの自治体では、庭木の廃棄物を特別に指定した日や場所で回収しています。例えば、大阪府では毎月第2土曜日に庭木を含む粗大ゴミの回収日を設けています。この場合、伐採した木を適切に切り分け、指定されたサイズや重さを守る必要があります。
次に、チップ化する方法があります。伐採した木を細かく木片にして、コンポストの材料として利用することができます。これにより、資源を無駄にせず、庭の土壌改良にも貢献できます。
家庭用の木材チッパーを使えば、自分で簡単にチップを作ることができます。
根の処理については、いくつかの方法が考えられます。木を抜根する際には、根を掘り起こすか、化学薬品を使用して自然に分解させる方法があります。
掘り起こす場合、周囲の土を慎重に掘り、根が切断されないよう注意することが大切です。一方、化学薬品を使う場合は、周囲の植物に影響を与えないように配慮しながら処理を行います。
庭木の伐採を業者に依頼する場合の費用相場

庭木の伐採を業者に依頼する際の費用は、木の大きさや太さ、地域によって違ってきます。まず、複数の業者から見積を取るのが一般的です。業者に伐採を依頼したときの費用相場と伐採業者を選ぶポイントについて説明します。
庭木の伐採費用の目安
庭木の伐採費用は、木の種類や大きさ、伐採の難易度、地域によって異なります。一般的には、庭木を伐採する際の料金の目安として、数千円から数万円の幅があります。
具体的には、小さな低木の伐採であれば1本あたり3,000円から5,000円程度、大型の木の場合は1本あたり1万円以上になることが多いです。
費用は、伐採を行う業者によっても異なるため、見積もりを複数の業者から取ることが重要です。特に、業者によっては、伐採費用に加えて運搬や処分費用が別途発生することもあります。
さらに、伐採が特に難しい地域や状況では、追加料金が発生することもあります。高所にある木や、近接している建物が多い場所での伐採は、特に技術や安全面での配慮が必要となるため、通常の料金よりも高めに設定されることがあります。
抜根作業を伴う場合は、さらに費用がかかります。抜根の料金は、通常の伐採料金に加えて1万円から3万円程度かかることが多いです。これは根の大きさや深さなどによっても変動します。
庭木を伐採する際には、業者に現場を確認してもらい、詳細な見積もりによる料金の構成を理解しておくことが大切です。
抜根や根の回収費用の相場
抜根や根の回収費用は、庭木の伐採において重要な要素です。庭木を伐採した後、残った根をどう処理するかは見た目や土地利用に大きく影響します。
一般的に、抜根作業がいくらになるかは木の種類や大きさ、根の深さによって費用が変動します。例えば、一般的な小さな庭木の抜根を業者に依頼した場合、料金は約1万円から5万円程度が相場価格です。
一方、直径が30cmを超えるような大きな木の場合、抜根にかかる費用は10万円以上になることもあります。また、複雑な根の構造や、周囲に障害物が多い場合は、見積もりが高くなる傾向があります。
根っこの回収費用は、抜根と合わせて考慮する必要があります。抜根した後、根を適切に処分するための手間も考慮され、追加料金が発生する可能性があります。
多くの業者は、抜根作業と根の回収をパッケージ化した料金プランを提供しており、作業全体の値段が明確に示されていることが多いです。
実際に費用を比較する際には、業者ごとの見積もりを必ず取得し、サービス内容や追加費用についても確認することが大切です。
伐採業者を選ぶ際のポイント
伐採業者を選ぶ際に確認しておくべきポイントをまとめました。
- 実績や口コミ評価を確認する
- 建設業許可などの資格があるか
- 作業中の事故や物損を補償する保険に加入しているか
- 見積もりが分かりやすく、追加費用などの説明があるか
- 近隣に迷惑がかからないように騒音や安全に配慮があるか
- 現地をちゃんと確認してくれるか
以上の6点を押さえれば、業者選びで大きな失敗はないはずです。
プロに依頼する費用を抑えるコツ
プロに庭木の伐採を依頼する際に費用を抑えるためのコツは、まず、複数の業者から見積もりを取ることです。同じ作業でも、それぞれの業者によって価格が異なるため、比較することで最適な選択ができます。
繁忙期を避けることも有効です。特に春や秋は需要が高まり、価格も上昇しがちですので、比較的空いている時期を選ぶことでコストを抑えられます。
伐採の規模を見直し、一度に多くの作業を依頼すると、割引が適用される可能性は大きいです。自分にできる範囲の伐採や現場の整理など、下準備をしておくことでも値引きが考慮されることがあります。
以上のような点を考慮に入れると、全体的なコストを抑えることが可能になるでしょう。
庭のお手入れなら、スマイルガーデンへ
庭木の伐採は、危険が伴う作業であり伐採後の処理(木や枝の処分・切り株や根の処分)が多く、個人で作業するのは重労働です。smileガーデンの過去の施工例をご覧いただき、「安全で安心」な伐採をご検討ください。
例)①


生け垣の間に木が植えられていました。複数本の木の伐採であることや、生け垣を傷つけず残すことは非常に難しい作業です。綺麗に木だけが伐採されプロの力がわかりますね。
例)②


木が伐採されるまで、畑なのか住宅なのかも確認できません。こういった複数本の木の伐採を希望されている場合は迷わずプロに相談してくださいね。
一本だけの伐採だけでも、後処理を含めると大変な作業です。
まずはお気軽に「smileガーデン」までお問合せください。
伐採方法に関するよくある質問

木を伐採する手順は?
木を伐採する基本的な手順を説明します。
- 周囲の建物・電線・人の有無を確認し木を倒す方向を決める
- 防護具を着用し、必ず退路を確保する
- 先に、上→下へ大まかに枝を落とす
- 倒したい方向に三角形の切り込みを入れる
- 切り込みの反対側から切り進め、木を倒す
- 完全に倒れ、動かないことを確認する
作業に少しでも不安を感じたら、無理せず伐採業者に依頼しましょう。
木を簡単に切り倒す方法はありますか?
安全を確保しながら、自分で木を簡単に切り倒す方法は、基本的にはありません。木の伐採は見た目以上に危険で、やり方を間違えると大きな事故につながりやすい作業です。
樹高が2~3m程度の小さい木であれば、比較的リスクは少ないですが、それ以上の大きい木となると専門的な技術や判断が必要になります。
費用はかかりますが、伐採業者に依頼すれば、後片付けまで任せられるので一番楽です。
高くなりすぎた木の切り方は?
高くなりすぎた木を自分で切るのは、重大事故のリスクが高いので避けてほしいです。樹高が2~3m程度までで、地面に立ったまま作業できる場合のみが、自分で作業できる範囲だと捉えてください。
高くなりすぎた木を切る際に必要となる、上から少しずつ短くする段階伐採、ロープで倒れる方向を制御する、高所作業車を使うなどは素人の方では作業できないと考えてください。
やってはいけない剪定方法はありますか?
やってはいけない剪定で一番多いのが切りすぎです。切り過ぎは、木に大きなダメージとなり、枯れや病気、樹形の乱れなどの原因となりやすいです。
木には、種類によって剪定に適した時期があります。これを無視して剪定すると、木の良好な生育を妨げ、花や実がつかなくなります。
剪定の切り口は、ぶつ切りにせず、スパッと切るのが基本です。切り口が乱れると雑菌が侵入しやすく、病気に感染しやすくなります。
まとめ

脚立を使用しなければできない木の伐採は、一般の方は作業すべきではないと考えるべきです。立っているときは感じませんが、木は意外と重量があって硬く、簡単にケガをしてしまいます。
特に、建物・道路・電線の近くにある木の伐採は、すぐに伐採業者に相談したほうが無難です。
自分で伐採する場合は、周囲の安全確認、倒す方向を制御する切り方、防護具の着用などを忘れないでください。










