アオダモの剪定時期やポイント お手入れ基本情報

この章では、アオダモの失敗しない剪定時期についてお話しします。

アオダモは一体いつ剪定すればよいのでしょうか。
花芽の形成時期を知らないと翌年咲かなくなるのではと不安ですよね。
では早速、アオダモの剪定の可能時期をみてみましょう。

アオダモの剪定時期は、通年いつでも行うことができますが、落葉樹なので光合成が終わった11月～3月までが適期です。
つまり冬季に行うのが失敗しないコツです。

アオダモは、春に葉芽とともにつぼみを上げて、白い小さな花を密集させて咲かせます。
花芽の形成時期が夏なので、花芽を落としたくなければ、花後から6月くらいまでがベストと言えます。
しかし、アオダモはすらりと伸びた幹や枝を楽しむものなので、花にさほど観賞価値を感じないのであれば、枝ぶりが気になった時にいつでも剪定してよい樹木といえるでしょう。

アオダモは別名「バットの木」としても知られる固い樹木です。
素人でも簡単に剪定できるのか気になりますよね。

アオダモは、すらりと2～3mの高さに伸びて上のほうに葉を茂らせるので、実はそんなに剪定を必要としない樹木です。
自然のままの樹形で問題なければ、むやみにいじらないのがコツと言えます。
本来は高木なので、大きくなれば高さ10ｍ以上にもなりますが、成長が遅いため、一般家庭のシンボルツリーで植えたものであれば、高さ5mほどに抑えればよいのがポイントです。

まずは、剪定に使用する道具のご紹介です。

用途によって様々な造園道具がありますが、それら使用の上では十分注意しなければなりません。
一つずつ見ていきましょう。

アオダモの剪定時には作業用の手袋を用意しましょう。
剪定場所によっては枝が手に刺さるなど、普通の軍手では保護しきれないケガがあるかもしれません。

アオダモは樹皮から青い色素が着くかもしれないので、手のひら側が樹脂コーティングになっているものが滑りにくくおすすめです。
ガーデングローブという名前で市販されていることもあります。

アオダモの剪定時に一番活躍するのはこの剪定バサミです。
ペンチのような形をしていて、切り刃と受け刃になっています。
種類にもよりますが、直径1ｃｍ～2cmほどの枝なら手で軽く握って切ることができますよ。

サイズが色々ありますので、手の大きさに合わせて選ぶのがコツです。左利き用もありますよ。

庭木バサミは刃先が細いので、剪定バサミでは入りにくい込み入った場所に入りやすく、小回りが利きます。
剪定バサミほど太い枝は切れませんので、細い枝や最後の仕上げに使用します。

取手の片方の輪には親指を、もう一方の輪には中指から小指までを入れて、人差し指は外に出してハサミを支え、安定させて使うのがコツです。

アオダモの株元から剪定する場合、剪定用のノコギリで切りましょう。
木工用ノコギリとは違い、お侍さんの脇差のようなノコギリです。細身で刃先20cm～30cmの軽量なものがおすすめです。

アオダモの枝を切っている最中に、場所によっては枝の重みで樹皮が裂けてくることがあります。
そういう場合は、切る枝の付け根の下部に切り込みを入れるのがコツです。
切り込みから少し外側をノコギリで切れば、皮が裂けても切れ込みのところでストップしてくれ、見栄えが悪くなるのを防ぎます。

脚立はアオダモのように背の高い樹木を剪定するときに使用します。
脚立には2タイプあり、ひとつは一般的な四脚（4つ足タイプ）、もうひとつは一方が梯子、もう一方が一本足になっている三脚（3つ足タイプ）があります。

造園では主に三脚が使われます。
なぜなら、樹木の剪定では場所が限られていて幹の隙間に足をねじ込み脚立を立てねばならない場合が多くあるためです。

脚立には、一番上の段に載って作業しない、上を向いて作業しない、などのルールがあります。
危険防止のため遵守しましょう。

アオダモのような枝の切り口の治りが遅い樹木や傷口から病気が入りやすい樹木には、剪定後の切り口に癒合剤を塗ることをおすすめします。
傷口がいつまでも乾かないでいると、栄養が流れ出たり、病原菌に侵されたりする場合があるためです。

癒合剤はトップジンＭペーストやカルスメイトなどの商品が市販されています。

高枝切りバサミ（細い枝なら脚立不要）、熊手（剪定した葉や枝を集めるのに使用します）、箕（ちりとり代わりに使います）、シュロ縄（切ってはいけない枝を一時的にまとめておく紐）、フレコンバッグ（枝葉を入れるごみ袋）などがあると便利な道具です。

アオダモの剪定方法の基本は「透かし剪定」で、徒長枝や立枝、交差枝を剪定するのがポイントです。
風通しがよく光合成しやすいように、込み入った枝を透かしていきます。
その時、全体を見てバランスよく、自然な感じに梳いていってくださいね。

栄養が行き渡っていないような枝や、見栄えの悪い枝を剪定するのがコツですが、健康的な威勢のよい枝であっても自然樹形にそぐわないのであれば、場合によっては剪定する必要が出てきます。
その判断が素人には難しいかもしれません。

①アオダモは、雑木林の風景のような自然な株立ちを愛でる物なので、不自然に切り詰めないというのが剪定のコツです。
いかにも作ったような形になると、自然樹形が台無しになり、失敗するので気を付けましょう。

②アオダモは成長が緩慢なので、剪定を一度失敗すると樹形は簡単には修復できません。

アオダモは自然樹形をキープする剪定を行います。
ただ切ればよいわけではないのが難しいところです。

「あくまでも自然樹形を保つ剪定」と、言葉で書くと簡単ですが、自然って何？と分からなくなってしまいますよね。

強剪定、間引き剪定、透かし剪定、切り戻し剪定など、剪定の種類は様々ありますが、実は自然樹形の剪定が剪定の中でも一番センスと技術が要る作業です。

ちょっと私にお手入れは無理・・・と感じたら専門業者に依頼することをおすすめします。

造園業者や庭師に剪定を依頼すれば、余計な徒長枝を出しにくくしたり、太い枝を切るポイントや花芽の付く場所を熟知していたりと、アオダモの性質に合わせた剪定を行えるので安心してお任せできます。

アオダモを自分で剪定するメリットは、思い立った時にすぐ剪定できるというポイントです。
そして一番のメリットは、なんといっても価格が安く済むことではないでしょうか。
最初に道具代を一通り揃えれば、あとは何年も使用でき、長い目で見れば剪定価格を安く抑えることができます。

また、ご自分で剪定するとアオダモに愛着が湧き、お手入れにも精が出ます。
あれこれ調べているうちに樹木の造詣も深くなり、マイホームのガーデンライフがより豊かなものになるでしょう。

一方、自分で剪定するデメリットは、もしアオダモの剪定に失敗した場合、取り返しがつかなくなるかもしれないということです。

アオダモは「株立ち」を鑑賞する樹木です。
株立ちとは、一本の樹木の根元から複数の幹が分かれて立ち上がる、野趣あふれる生え方のことを指しますが、あまり切り詰めると、不自然なアオダモになってしまいます。

アオダモは玄関アプローチなど目立つ場所に植えられる場合が多いので、格好が悪ければ最悪、撤去することになりますので注意しましょう。

アオダモの剪定を造園業者・庭師に頼む際は、以下の手順で行います。
価格が安ければいいというわけではなく、内容もしっかり確認してから決めてくださいね。

①まずは電話か、業者のウェブサイトの問い合わせフォームより、アオダモの剪定の相談をしてみましょう。
折り返し、担当スタッフより連絡が来ます。

②正式な見積りは現地調査しないと分からないものなので、ネットや電話だけで料金を決める業者は要注意です。
まずは現地を見に来てもらう日時を決めましょう。見積もりまでは無料の専門業者だと安心ですよね。

③いくつかの業者から相見積もりを取り、比較したのちに契約の有無を決めるとよいでしょう。
支払いは後払いOKの業者だと良心的ですよね。

アオダモの剪定を造園業者・庭師に頼むメリットは、樹木のエキスパートなので、すべてにおいて安心してお任せできるのがポイントです。
樹木の種類に合った剪定方法や剪定時期、適切な方法で行います。
樹木のプロなら剪定の傷口から病気が感染しないよう、アフターケアも万全です。

場合によってはアオダモの剪定だけではなく、玄関アプローチや植栽がより素晴らしくなるよう、プロの目線で庭づくりのアドバイスをもらえるかもしれません。
樹木で困った時に助けてもらえるパートナーとして、今後も末長くお付き合いできると嬉しいですよね。

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なぜsmileガーデンはそこまで人気があるのでしょうか。
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