コナラの剪定・植え付け

クヌギやシデなどと混植して雑木の庭をつくる際のメインの樹木になります。夏に大きな木陰をつくるので、緑陰を利用した快適な住環境を設計する際にも役立ちます。縦に裂け目が出来る野趣あふれる幹肌と生命力あふれる豊かな新緑、秋にはドングリを楽しむことも出来ます。黄葉時には余り落葉せず、早春の芽吹き直前まで葉を残します。

作業内容	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
開花期
植え付け
肥料
剪定

植え付け時期

コナラの植え付けや植え替えは基本的には10月～入梅までに行います。

※あくまでも適期です。真夏以外は大丈夫ですが樹種によっては厳寒期は避けたほうが良い樹種もございます。詳しくはお問い合わせください。

植え付け用土・環境

コナラは日当たりの良い、水はけの良い肥沃な土壌に植えます。日当たりが悪いと美しい紅葉に出会えません。

剪定方法

長く太い枝を切り取り、新しい枝に交代させていきます。自然な樹形を維持するためには、枝先剪定を繰り返さないことがポイントです。混み合った枝先を透かす際は、自然に伸びた枝の向きに逆らわないように枝葉の量を調整します。株立ちの場合は、根元から幹を切り取って新しい幹に換えることも可能です。

剪定時期

無駄な枝を剪定するのは落葉期に行います。真冬の剪定は避けるようにします。強剪定は出来るだけ避けるようにし、毎年こまめに手入れするようにします。

※あくまでも適期です。基本的には真夏以外は大丈夫ですが、樹種・時期にあった剪定方法がございますので、詳しくはお問い合わせください。

かかりやすい病害虫

最近、カシノナガキクイムシによるコナラの立ち枯れの被害が報告されています。カシノナガキクイムシはナガキクイムシ科の甲虫で、成虫は5 mmほど、カシやナラ類を好んで穿孔して棲息します。炭焼きが衰退し、倒木が放置されたままになったことで、カシノナガキクイムシの発生が各地に広まってきていると指摘されています。定期的な薬剤散布を行い発生を予防しましょう。

コナラの剪定・植え付け時期や方法

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