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樹種別のお手入れ方法

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サツキツツジ

サツキツツジは、ツツジ科ツツジ属の植物で、その名の通り5月頃に多くの花を咲かせる日本原産の常緑性低木です。花の色は白、赤、ピンク、紫などさまざまで、園芸品種も多く、古くから庭木として愛されてきました。

樹高は生長しても1.5m程度と管理しやすい低木で、庭や公園などの植込みや盆栽として日本中で広く栽培されておりますが、サツキツツジは生産される“木”の全種類の中で一番生産量が多い樹木です。
2000年ごろは年間200万本生産があったようですが、年々1割程度ずつ減産となっているようです。
その原因は、公共事業の削減、それによる単価の低下と生産者の老齢化が減産の原因です。

ちなみに、サツキツツジの生産量は三重県が日本一を誇ります。

開花期 植え付け 肥料 剪定
5月下旬~6月上旬 3月~6月,9月〜11月 2月, 6月, 10月 6~7月上旬
植え付け時期
サツキツツジの植え付けに適した時期は、3月~6月頃の春から初夏にかけてと9月~10月頃の秋の年2回です。夏に植えると根付く前に水不足で枯れてしまう可能性が高くなるので注意が必要です。
※あくまでも適期です。真夏以外はいつ植えても大丈夫ですが、樹種によっては厳寒期も避けたほうが良い樹種もございます。詳しくはお問い合わせください。
植え付け用土・環境
サツキツツジは、基本的に日当りの良い場所を好みます。少なくとも午前中は日が当たる半日陰の場所を選びましょう。川辺のように湿った場所でも自生できる一方、乾燥には弱く、土が乾燥していると株が弱ります。ただし、水はけが悪すぎても根腐れしてしまうため、水はけが悪い場合は鹿沼土などを混ぜるのがおすすめです。
剪定方法
サツキツツジは新しく伸びた枝に花芽を付けるため、若い枝が多く育つように毎年花後に刈込剪定することが大切です。込み合っている枝や、極端に細い枝、徒長ぎみの枝は整えましょう。
剪定時期
サツキツツジの剪定に適した時期は花が咲き終わった直後の6月~7月上旬です。早ければ7月には来年の花を咲かせる花芽が形成されるので、花が咲き終わったらすぐに剪定を終えましょう。
花芽を切ってしまうと、翌春の花付きが悪くなります。
※あくまでも花を意識した適期です。基本的にはどんな樹木でも時期問わず大丈夫ですが、時期によっては切りすぎると枯れてしまう場合がございますので、詳しくはお問い合わせください。
かかりやすい病害虫
サツキツツジは基本的には丈夫で育てやすい庭木ですが、乾燥期にはハダニやツツジグンバイムシが発生することがあります。また、春と秋にベニモンアオリンガの幼虫が発生することがあります。害虫が発生したら、薬剤散布などで駆除し、被害が広がるのを防ぎましょう。

サツキツツジの剪定のコツ|失敗しない時期や方法のポイント

サツキツツジは、その名の通り5月下旬頃からカラフルな色をした花が咲き始める、人気の庭木です。
公園やオフィス、商業施設の植込みや、街路の植込みによく使われています。年間を通じて深い緑色を保ち、手入れ次第で美しい花をより多く咲かせられます。

ここからは、サツキツツジを剪定するのに適した時期や適切な剪定方法を紹介します。

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